フジテレビドラマ「大奥」は、2003年から続く人気のドラマシリーズです。「将軍家の血筋を守る」ため男子禁制、秘密に包まれた女性だけの世界の様子をテーマに描かれており、毎回キャスティングを変えて放送されています。では実際に「大奥」のドラマキャストの歴代はどのような面々だったのでしょうか。
そこで今回は、「大奥」のドラマキャストや歴代作品の魅力、見どころや歴代ヒロインを紹介していきます。
「大奥」ドラマの歴代や魅力は?見どころも紹介!
2003年から放送されてきた「大奥」のドラマ。「大奥」のドラマキャストによって歴代作品の魅力や見どころが異なり、その分雰囲気もまるで別作品のように違うのはご存じでしたか?
そこでここからは早速「大奥」のドラマキャストや歴代作品の見どころや魅力などを調査してきたのでお伝えしたいと思います。
「大奥」2003年版
安政3年(1856年)、鎖国体制の終了などがあった激動の時代。薩摩藩「島津忠剛」の娘が将軍の正室として大奥のルールや作法を学んでいく様子が描かれています。鷲尾真知子・山口香緒里・久保田磨希が演じた女中3人組にも人気が集まりましたね。
2003年版の「大奥」の魅力はなんといっても他作品よりもズバ抜けて美しいと好評だった衣装やセットなどのクオリティの高さです。また登場人物たちの内面描写も非常に深掘りされており、春日局を中心に熱くて奥深い人間ドラマもまた一つの見どころだと言えるでしょう。
2003年版「大奥」のドラマキャスト
2003年版の「大奥」で出演したドラマキャストは下記のとおりで、歴代作品の中でも屈指の豪華なキャスティングだったと言われています。
- 春日局(かすがのつぼね:松下由樹
- 徳川家光:西島秀俊
- お江与:瀬戸朝香
- お万の方:高島礼子
- お楽の方:國生さゆり
- お夏:安達祐実
- お勝の方:野波麻帆
「大奥~第一章~」2004年版
寛永16年(1639年)、第3代将軍「徳川家光」の時代に家光の乳母で大奥総取締役として仕えた「春日局」を主役として、大奥の運営の難しさや世継ぎが誕生しないという困難に立ち向かうストーリー。
江戸時代が始まってすぐの頃を描いており、大奥法度を定めたり、お世継ぎ争いが起こる様子がリアルに描かれています。2004年版の「大奥」はドラマキャストも前作に引き続き殆ど同じ俳優が多く起用されたこともあり、視聴率も安定。最終話の視聴率が脅威の20.3%だったことからもその人気の高さが伺えますね。
2004年版「大奥~第一章~」のドラマキャスト
前作からほぼ主要キャストは変更されていないのでここからは前作には登場せず、「大奥~第一章~」にて初登場となったキャストのみを紹介します。
- 半井隼人:金子昇
- おゆき:遠山景織子
- 岡田淡路守:木下ほうか
- 速見:本宮泰風
「大奥~華の乱~」2005年版
元禄(1688年頃〜1704年頃)で、史実では大奥に入っていないと言われる安子を主人子に、第5代将軍「徳川綱吉」とその正室・側室を巡るドロドロした泥沼大奥愛憎劇が繰り広げられています。
忠実に基づかない脚色も多くあった作品ですが、フィクションとしてはかなりインパクトのある展開で、正室より側室の座をかけた女の戦いが激しく描かれました。
2005年版「大奥〜華の乱〜」のドラマキャスト
2005年に放送された「大奥〜華の乱〜のドラマキャストは下記のとおりです。
- 安子:内山理名
- 徳川綱吉:谷原章介
- お伝:小池栄子
- 右衛門佐:高岡早紀
- 柳沢吉保:北村一輝
- 信子:藤原紀香
「大奥スペシャル~もうひとつの物語~」2006年版
宝永7年(1710年)、第6代将軍「徳川家宣」の時代に大奥にて、「おしの」と「おまん」らをメインに、将軍暗殺の陰謀を紐解いていくストーリー。女性の権力と自由、徳川家の治世と世継ぎなどさまざまな問題が描かれ、2006年の映画版「大奥」の前に視聴するのがおすすめです。主演を務めたのは深田恭子さん、映画版の3年前の世界を描いた作品として人気を博し、特別ドラマでありながら視聴率は15.2%を記録しました。
2006年版「大奥スペシャル~もうひとつの物語~」のドラマキャスト
2006年版「大奥スペシャル~もうひとつの物語~」のドラマキャストは下記のとおりです。
- おまん:深田恭子
- おしの:貫地谷しほ
- 伸吉:吉沢悠
- 葛岡:鷲尾真知子
- 吉野:山口香緒里
- 浦尾:久保田磨希
「大奥・第一部~最凶の女~・第二部~悲劇の姉妹~」2016年版
第11代将軍「徳川家斉」の頃、お美代と梅の2役を沢尻エリカさんが演じたタイトル。大奥は波乱の時代、徳川家斉は10人以上も側室を囲って、大勢の子をなしたことでも知られています。世継ぎ問題、最も多くの子をなした将軍の時代の大奥を描いた作品として2部構成で放送されました。
主演の沢尻エリカさんはお美代と梅の2役を演じるなど、「大奥」のドラマの中でも特にキャストの演技力が光った作品だと言えるでしょう。
2016年版「大奥・第一部~最凶の女~・第二部~悲劇の姉妹~」のドラマキャスト
2016年版「大奥・第一部~最凶の女~・第二部~悲劇の姉妹~」のドラマキャストは下記のとおりです。
- お美代:沢尻エリカ
- 梅:沢尻エリカ
- 徳川家斉:成宮寛貴
- お志摩:渡辺麻友
- 中野清茂:板尾創路
- 葛岡:鷲尾真知子
- 吉野:山口香緒里
- 浦尾:久保田磨希
「大奥 最終章」2019年版
1716年から1745年、第8代将軍「徳川吉宗」の頃、比較的長く徳川幕府の将軍となり、暴れん坊将軍としてのイメージもある徳川吉宗とその側室「久免(くめ)」を描いています。
今作で主人公として描かれた徳川吉宗の側室「久免」は、元は徳川吉宗の母「浄円院」の世話をしていた者で、吉宗の没後「覚樹院」となり81歳まで生きた長寿な人物です。最終章と題した作品だけあって、まさに「大奥」の王道とも言える要素を存分に盛り込んだ作品となっています。時代の流れに翻弄されつつも強く生きる女性たちが描かれており、「大奥」ドラマ作品としてキャスト陣の演技力も高く、名実共に歴代トップクラス。ある意味世代を超えて幅広い層に刺さりやすい「大奥」といえるかもしれませんね。
2019年版「大奥 最終章」のドラマキャスト
2019年版「大奥 最終章」のドラマキャストは下記のとおりです。
- 久免:木村文乃
- 徳川吉宗:大沢たかお
- 月光院:小池栄子
- 竹姫:浜辺美波
- 高瀬:南野陽子
- 多喜:岸井ゆきの]
- 葛岡:鷲尾真知子
- 吉野:山口香緒里
「大奥」2024年版
1760年から1786年頃、第10代将軍「徳川家治」の時代、政略結婚として嫁いだ皇族の娘「五十宮倫子」をメインに扱ったタイトルで、徳川吉宗を祖父に持つにも関わらず、実権を田沼意次に握らせ政治不信の時代を招いた背景があります。
百姓一揆、天明の大飢饉、江戸大火、浅間山の噴火など人災や自然災害が多発して混乱と化した時代で生きた大奥の様子を描いた内容です。
当作は史上初の全ロケが京都でおこなわれるといった気合の入りぶりで、その甲斐あって作風はどの過去作品よりも鮮明に当時を再現できていると好評のようですね。
2024年版「大奥」のドラマキャスト
2024年版「大奥」のドラマキャストは下記のとおりです。
- 五十宮倫子:小芝風花
- 徳川家治:亀梨和也
- お品:西野七瀬
- お知保:森川葵
- 高岳:田中道子
- 猿吉:本多力
- 松平定信:宮舘涼太
- お幸:紺野まひる
- 久我信通:鈴木仁
- 葉山貞之助:小関裕太
最後に
今回は、「大奥」ドラマのキャストや歴代作品の魅力、見どころなどを深掘りして紹介してきましたがいかがでしたか。フジテレビの代表作といっても過言ではない大奥のドラマシリーズ。どのシリーズもそれぞれの特徴や見どころが異なっていて、作品を見比べることでまた違った「大奥」の世界を楽しむことができるのも醍醐味の一つですよね。
まだ視聴していない方は、ぜひ一度「大奥」のドラマシリーズを網羅してみてはいかがでしょうか。









