HYの名曲である366日を原案に生まれた純愛ラブストーリーとして公開されたのが映画「366日」です。切なさと温もりが同時に胸に残る物語は、公開前から注目を集めていました。特に作品の世界観や結末への関心が高く、366日の映画のあらすじが気になる人が多かったそうです。
映画ではドラマとは設定や登場人物が異なるため、今回は映画のあらすじや見どころを紹介しながら、キャストやドラマとの違いについても紹介していきたいと思います。
366日の映画のあらすじは?
366日の映画のあらすじで欠かせないのがたった一日のズレが、運命を変えてしまうというのがテーマです。沖縄の高校生の主人公と後輩のヒロインは、音楽という共通の趣味を通じて惹かれ合い恋人同士になります。
しかし母親を病で亡くし音楽を作るという夢を諦めかけた主人公を、ヒロインが背中を押し東京へ上京することになるのです。その後ヒロインも上京し同棲生活が始まっていくのですが、主人公はある事情を理由に突然別れを告げ姿を消します。
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果たせなかった約束
ヒロインは失意の中にいたのですが主人公の子供を妊娠していることを知り、悩んだ末に沖縄に帰郷し二人は別々の道を歩むことになります。
十数年後東京の音楽会社に勤める主人公の元に、ヒロインの娘が訪れヒロインが主人公に宛てたメッセージを手渡したのです。主人公はそのメッセージを聴き、果たせなかった約束とヒロインへの想いに向き合うことになります。
366日のみどころは?
366日の映画のあらすじを紹介しましたが、最大の見どころは沖縄と東京の対照的な舞台設定です。美しく雄大な自然が広がる沖縄と都会の東京との対比が物語を彩っており、イヤフォンやMDなど音楽を通じて想いが交錯しています。
劇中で登場人物がイヤフォンで聴いている音楽は観ている人には聞こえない演出となっており、想像力を掻き立て感情移入することができるところがみどころです。
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名曲の世界観を深く味わえる
HYの名曲である366日からインスパイアされた映画は、互いを想い合いながらもすれ違ってしまう複雑さがあります。愛の形について考えさせられる結末や、感動的なラストなど主人公たちの選択と成長に涙する作品です。派手な展開はないものの、リアルで等身大の恋愛が観客の心を静かに包み込みます。感情の高まる場面ではそっと寄り添うような音楽の使い方など観終わった後に、余韻が長く残る点でも映画ならではの魅力です。
366日のキャスト
366日の主人公を演じるのは爽やかで柔らかい印象が魅力の赤楚衛二さんで、主人公の根底にある人間味をしっかりと演じています。主人公はずっと心の奥にあるものを抱えながら生きているキャラクターで、一つ一つの心情を丁寧に演じられているようです。
ヒロインを演じるのは太陽のような明るさを持つ上白石萌歌さんで、高校生のピュアな可愛らしさと後半での女性の強さを演じ分けています。
豪華キャスト陣
ヒロインの母親役は国仲涼子さん、父親役には杉本哲太さん、ヒロインの幼馴染には中島裕翔さんが起用されています。幼馴染で想いを寄せながらも優しく見守り続けている姿は多くの観客の心を揺さぶりました。主人公と同じ大学で音楽サークルに所属している女性を玉城ティナさんが演じ、主人公に惹かれていたものの二人の恋を応援していた姿はリアルな姿で多くの女性に共感を得たそうです。豪華キャスト陣によって制作された366日はより豊かな演技で物語に説得力を与えています。
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ドラマと映画の違い
映画の366日とドラマ版の366日には同じHYの楽曲「366日」の世界観から着想を得た、別々のオリジナルストーリーとなっています。二つの作品には設定や登場人物だけでなく、物語の結末もことなっているので違った楽しみ方ができるのです。ドラマは月9で放送され、映画とは直接的な関連はないといわれています。
ここからはそれぞれの違いについて比較していきながらドラマの魅力も紹介していくので、気になった方は映画だけでなくドラマも観てみてください。
ストーリーの違い
ドラマの366日は12年越しに再会した主人公たちの恋愛模様が描かれており、366日の映画のあらすじと異なる内容になっています。28歳のヒロインは高校時代に密かに想いを寄せていた同級生の主人公と同窓会で再会するのです。高校時代の誤解を乗り越え交際をスタートさせる二人ですが、悲劇によって主人公は意識不明の重体となってしまいます。
しかし試練を乗り越えながらもヒロインが彼を思い続ける姿が、一生忘れられない恋の切なさを描いているのです。
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キャストの違い
ドラマと映画ではそれぞれ異なるキャストが起用され、キャラクターの設定や雰囲気も大きな違いがあります。ドラマ版ではヒロインを広瀬アリスさんが高校時代と現在の二つの時間軸を演じ分け、主人公には眞栄田郷敦さんが起用され話題となったそうです。
キャラクターの設定も異なり、ドラマではヒロインは雪平明日香で主人公は水野遥斗で映画とは異なるキャラクターでした。
主題歌の違い
ドラマ版と映画での比較で話題となったのが起用された主題歌についてで、ドラマではHYの366日が主題歌で起用され各話ごとに様々な方が一緒に歌っているのが特徴です。その一方で映画ではHYの366日のアンサーソングといわれている「恋をして」が主題歌となっています。
この楽曲は映画制作にあたりHYが書き下ろした新曲としてリリースされ、HYのファンだけでなく大きな話題となったそうです。
https://twitter.com/paimonkawaii410/status/1890692261664502208?s=20
まとめ
映画の「366日」は物語では派手な展開はないものの、日常の中にある感情の揺れを丁寧に描いた作品です。366日の映画のあらすじが気になるという方の多くは、ドラマ版との違いが知りたいという方が多いように感じます。それぞれ同じ楽曲をオリジナルストーリーで描いているので、異なる感動を味わうことができるのです。
恋愛の美しさだけでなく、時間の尊さや人とのつながりを考えさせられる「366日」は非常におすすめの作品といえます。心に静かに染みる作品を求めている人におすすめしたい作品です。









